昼に塩サバ定食くったら凄まじい脂で危険を感じたので出歩く。手荷物が大量に増えて違った意味で危険に。しかしここまで来たらもっと追い込んでやれとマルドゥック鑑賞。圧縮は見たが燃焼は見てない。相変わらずバッサリカットされていて凄まじい速さで話が進む。あの、この3本分ける必要あったんでしょうか。長尺でも一本にしてくれたほうがすっきりすると思うんだけど。でも土師孝也のアシュレイは良かった。
 ここから後は無駄に長い文句垂れ流しなので読まないことをお薦め。
 さて、自分を追い込むのはこれからが本番、不安99%期待1%のアシュラ鑑賞。覚悟はしていたがここまでとは思わなかった。漫画の冒頭部分をばっさりカット。ダメでしょ、土に一日埋めると臭みが抜けて食べやすくなるらしいとか説明入れないと。なのでアシュラの母親が狂ってる説明とかもなし。人肉を食うのはアシュラが生まれた後放浪してる時、としか見えない。しかしこんなのは軽い方で、恐ろしいことに太夫が出てこない。ついでに母親はアシュラを焼いた後逃げ出して二度と出てこない。アシュラの名付けは法師がやってしまう。何なのこれ。太夫が出てこないので七郎たちの説明もなし。地頭は出てくるが荘園とは一言も語られず、漫画知らない人はどう受け止めてるのか心配になる。農民の時代であると書かれたコマすげえ印象に残ってんだけどな。
 しかし大筋はかなり漫画に沿ってる。あ、若狭に言い寄る青年出てこないのでそのあたりがかなり変わってる。じゃあ若狭はどうなるのかというと、恐ろしいことに最後死んでしまう。おいいい、パンフには後にジャンプに掲載されたアシュラ完結編と言ってよさそうな漫画のラストページ掲載しとるがな。まぁ、これは飢えてる若狭がアシュラが持ってきた肉を食わないまま体力持たずに冬を越せずに死んでるってことにされてんだけど、これはこれで混乱引き起こしてくれて劇場で声出しそうになってしまった。オチもかなり強烈なんだが、これはまぁ完結編からしたら納得出来ないこともない。そんなにあっさり終わらすなよ、と叫びそうになったけどな。
 画面はCG丸出しで序盤違和感バリバリ。途中から諦めがついて違和感感じなくなったけど、口をポリゴンで動かすのやめようよ。テクスチャもシェーディングも狙ってるのか予算がなくて適当なのか判断に悩む。そのかわりアクションシーンとか派手になってんだけど、アシュラはそういうのがメインじゃないと思うんだがなぁ。映像化の売りとして仕方ないのだろうか。
 アシュラの声が野沢雅子というのだけが楽しみだったわけだが、唸って吠えて叫んで泣いてと元気すぎるのは参った。ドラゴンボールの映画も問題無さそうだな、マジで。法師の北大路欣也は若干違和感あるものの、法師のデザインが変わってるのですぐ慣れた。出来ればもっと飄々としてる人が良かったけどな。ただ一つ気になったのはアフレコひょっとしてこの二人別撮りなんじゃないかって事だけど、まぁ他のことに比べればどうでもいいか。