先月末に大家からトイレ推薦にするからとか言われてたんだが、今月忙しくてすっかり忘れていた。そしたら急に今日工事するからとか言われててんやわんや。とりあえずトイレまでの通路を確保せねばならんのだがこれが一番きつい。なんせ畳が見えてる場所がない状態からである。自業自得ではあるんだが、せめて今週頭にでも連絡が欲しかった。と思ったらポストにメモ入ってた。暗い中だと気付かねぇよ。もう一部屋借りていたのでなんとかなったが寝起き30分でこの作業は心臓に悪い。どれだけ人が来るのかと思ったら、恐ろしいことに爺さん(66)一人。色々話を効いていたらもともと土建屋だったらしく、トンネルだの原発だのもやったらしい。他にも色々と職歴があるようで話を聞いてるだけでも実に楽しい。
 そんな状況で作業を見学させてもらう。まずトイレの床を抜く。ガラはそのまま下に落として堆積物を隠す。いいのかそれ、と思うも吸い出す作業してる暇がねぇんだから仕方ない。でもすぐに匂いが消えたのは驚いた。他にも土を放り込んでたとはいえ、地面の凄さを実感してしまった。ついで配管を大まかに決めて仮組みの後、梁の貼り直し。図面はなくて全部現物合わせ。材料もその場で切る。半畳しかないトイレのスペースでよく作業できるもんだ。とは言えさすがにここで昼になってしまった。午後から床を貼ってタイルのかけた部分などもコンパネで隠す。隙間も木材を貼り付けて隠して継ぎ目はコーキング剤で埋める。流石に疲れてきたのかペースが落ちるというか手の動きが鈍ってきた。でもこんな作業を一人でやってんだから当然ではあるなぁ。普通は水道屋と大工呼ぶもんだし。トイレは洋式で設置するところなんて初めて見たが配管とのジョイントとかうまくできてんのな。シーリングがちょっとしかないのにはめ込んだら水漏れとかしないんだし。なんだかんだで5時をまわってしまったが、開始が9時前だったことを考えると8時間弱で終了してることになる。これだけの作業をしてるのに定年後の年契約で日当8kしかもらってないらしい。なんか間違ってるよ。ちゃんと出来る人には見合った給料が出る世の中にならないものか。