大航海時代オンライン

 ようやく冒険者らしき行動が取れるようになってきた。
 冒険者はギルドから美術品の調査や生物調査、遺跡探索を受けることがあるが、それ以外でも書庫で本を読み、地図を見つけて調べに行くことができる。これが結構楽しい。ただ、本は1度読むのに500支払う必要があり、地図が見つかる事もめったにない。地図から見つけられる物はほとんどが発見物(貴族などに報告すると賞金と名声がもらえる)なのだが、稀に装備品が見つかる。これらの中にはスキル修正がつくものがあり、特に軍事関係のものは飛ぶように売れる。なにしろ装備品には耐久力があり、戦闘しなくても消耗し、壊れてしまうからだ。ただ、誰かが見つけたらもう見つからないわけでもなく、また自分でも同じ物(というか地図だな)を見つけることができるので、それほど高騰する事はない。このおかげでRMTは行われにくいんじゃなかろうか。トレジャーハンターとして一山当てるにはまだまだだが、これからの楽しみが一つ増えたと言うものだ。
 一つ軍事関連のものを売り飛ばしたついでに、戦闘職の人にいろいろと話を聞いてみた。軍人は恐ろしく給料(クエの報酬)がいいらしく、先日の稼ぎ組はよくある光景だったらしい。まぁ、戦闘職みんながこうと言う訳ではないようだが、戦わなきゃゲームじゃないって人には向いてそうだ。では冒険者や商人は戦闘で荒稼ぎできないのかと言うとそうでもなく、アイテムなどを使って回復役として参加する事が多いらしい。さすがにアタッカーばかりでおいしい仕事するには辛いものがるらしい。
 しかしこの回復アイテムというのが笑える。船の耐久力を回復するのが大工道具。単品では使えず、資材を使って仲間の船を修理できたりする。別に接近する必要はなく、遠距離で使うだけでOK。さらに白兵戦で減った船乗りを回復させる手術道具。これまた単品では使えず、飲み水が必要。やはり接近する必要はなく、遠距離からでOK。
 他にも砲撃されて船に火がついたときに使う消化砂だの、浸水が始まった時に使う手桶だの、航海中に怪しい歌声が聞こえてきて船乗りが海に飛び込むのを防ぐための耳栓だの、かなり馬鹿っぽいアイテムが大量にある。と言うか、俺の中ではすでにバカゲーとして認定されてしまった。うーん、もうこのゲームから離れられない気がしてきた・・・